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穢れ人
始めの育み人が残した因子によって生まれた大地の生命、その一種。
大地の生命には様々な種類が存在する。
植物、動物、微生物。意思を持つ生きとし生けるものは全て育み人の一部だったもの。
穢れ人はその中でも動物に含まれており、特に原始の大地に生きた古代生命体の一種なのである。
神々の一団と黙示録の赤竜らの戦争に巻き込まれ、古代生命体の多くは地下空洞へと逃げた。
彼らの一部は生き延びたが、終戦後の地上は闇の子らの毒に侵されてしまっていた。
彼らの前に現れた神々は黙示録の赤竜を恐れ忌むことを条件とし、
かつての大地を古代生命体達に与えた。
しかしそれはかつての大地を模した箱庭でしかなかった。
それでも古代生命体達の多くは偽りの世界に身を委ねることにした。
変わってしまった真実の世界では生きられないと思ったからだ。
残りの古代生命体達は偽りの世界に意味を見出せなかったため、原始の大地に残ることにした。
それが穢れ人である。
闇に侵された世界に暮らすから、穢れ人。
ゆえに彼らは同族からも嫌われた。
偽りの世界を受け入れた彼らは、その嫌悪が見当違いということすら気付かないのだ。
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