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闇の子ら
黙示録の赤竜より生まれ落ちたもの。
彼らの起源は赤竜にあり、赤竜の起源は暗澹たる空の間にある。
よって光の惑星由来の生命体ではないのだが、
後世に伝えられた彼らの姿は人類に馴染み深いものとなっている。
赤竜の子でありながらその身はどちらかというと神々に似ている。
赤竜が生んだものが闇の子であり、神々が生んだものが人間である。
闇の子は火よりも光を嫌い、闇を見通す目を持つ。
彼らを滅するのは飢餓のみであり、生命を糧とする原始の狩人である。
彼らが餌とした亡骸は彼らの闇に毒されて異形のものと成る。
それは光に焼かれる程に脆く、最低限生きるための理性しか持たない。
頸動脈を掻き切り命を貪る様は宛ら、人の形をした化け物である。
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